突然の発令に部署の数人が異動になる。
ひとりで数字ばっかり見ている。
帰路にて部長からの誘いの電話、久々に御つきあいしたかったのに
既に遠くの駅のホームだった。ときめいたのに、心底残念だった。
仕事で出来たささくれを埋めるように、部屋で缶ビールを開ける。
アルコールが優しく気持ちをならしていく。
時間軸に逆らって読んでいたスカイ・クロラを、今度は過去から読み直す。
さすがにしっくりくる。これも何度も出会って離れる話かな。
未来から過去へ、過去から現在へ。こういう読み方が出来る本も数少ない。
現実は過去から未来へ、進むしかない。
会いたい人がたくさんいる。でも言い出せない。
話を聞きたいのか、話をしたいのか、どちらでもいい。ただ会いたい。
大きい本屋に行きたい。出来ればもっと早く。早く。
生きているたくさんの本に包まれたい。到底言葉が足りない。

